なぜ、コーヒーは「コーヒー」というのかを知っていますか?

コーヒーのつづりは「Coffee」「Kaffee」「Cafe」

各言語でコーヒーのつづりは、このように書きます。

英語で“Coffee”
独語で“Kaffee”
仏語で“Cafe”

世界中の「コーヒー」のつづりを見てみると、ヨーロッパの大陸部では、ほとんどが「cafe(かふぇ)」です。

アメリカ・イギリスcoffee(コフィー)
ドイツkaffee(カフェー)
オランダkoffie(コフィー)
フランス・スペイン・ポルトガルcafe(カフェ)
ギリシャkafeo(カフェオ)

頭に「k」が来るのはオランダ、ドイツ、イタリア、北欧3辺りです。これは、エチオピアの産地「kaffa」に関係があるようです。

コーヒーの語源は2つの説がある

コーヒー原産国のエチオピア南西部にある古くからコーヒーを育んできた「カファ Kaffa」という地名に由来する説。

アラビア語の「カゥア Qahwah」に由来するという説が一般的に知られています。

ちなみに、日本語の「コーヒー」は「コーヒーそのもの」ではなく、さまざまな意味で使われてきました。

それを表しているのが、広辞苑です。

1.主としてコーヒーその他の飲料を供する店。わが国では幕末の横浜に始まり、東京では一八八八年(明治二一)上野で開店した可否(カツヒー)茶館が最初。珈琲店。喫茶店。
2.特にわが国で、明治末~昭和初期頃、女給が接待して主として洋酒類を供した飲食店。カッフェ。

出典:広辞苑

1は、そのままフランス語の意味の「喫茶店」です。

2は、「バー、スナック」に当たります。「カフェの女給」とは、「喫茶店のウェイトレス」ではなくて、「バーのホステス」という意味でした。

一方、英語で cafe’ は、ランダムハウスによれば、以下の意味があるようです。

①カフェ:歩道に張り出したカフェテラス付きのレストラン.
②(小規模で家庭的な)料理店.
③(米)(小さな)バー[キャバレー,ナイトクラブ].
④(主に英)コーヒー店.
⑤コーヒー.

出典:ランダムハウス

①は、フランス風喫茶店。

②は、今の日本でいうカフェ。

③は、戦前の日本のカフェ。

④は、普通の喫茶店(明治の日本のカフェ)に当たります。

このように、日本語の「コーヒー」や「カフェ」は、このように意味がころころ変わります。

戦後は、本来の喫茶店にもどって、洋酒なども出す喫茶店「洋酒喫茶」がカフェと呼ばれました。

コーヒーは「お酒」を意味する

アラビア語では、酒のことをカーファーと呼んでいました。

コーヒーもまた興奮作用を持ってることから、同じ言葉で呼ばれるようになり、トルコ経由でカーフェになったようです。

現在のところ、この説が有力になってますが、トルコから、ヨーロッパへ入り、各地に伝えられたカーフェはさまざまな呼ばれ方になっています。

また、アラビア語の辞書では「カゥア Qahwah」は“コーヒー”と記載されているそうです。

ある研究によれば、人類がコーヒーを飲み始める以前から存在した古い言葉で、その意味の指すところは「ワイン」であったとされています。

このように、コーヒーの語源を遡ると「お酒」を意味する言葉にたどりつくこともあります。

はるか昔、糖分を含むコーヒーの赤い実は、その果肉を発酵させてお酒を造っていた時代がありました。

現在では、その赤い実を原料にしたお酒を飲むことはできませんが、コーヒーのリキュールとしては、焙煎したコーヒーで作るカルーアコーヒーリキュールが有名です。

コーヒーを飲むと、お酒を飲んだときのように体が興奮し、心身ともに元気になることからそう呼ばれるようになったとの説もあります。

やはり、コーヒーを飲むと気分が良くりますよね。

心身ともに元気になるコーヒー。

このようにコーヒーには昔から、人々を魅了する何かがあるようです。

日々の生活に、コーヒーの効果を上手に活用していきましょう!