カフェをつくるために知りたいこと Q&A

カフェを開業するんだけど、保険には入ったほうがいいですか?

もちろん入るべきです。

火事、盗難、事故など何が起きるかわかりません。一世一代の挑戦として始める方もいらっしゃると思います。

そういう方にとって、万が一に備えたほうがいいのは言うまでもありません。

もし、保険に入っておらず、災害等によってお店を失うということになれば、再起不能になってしまうかもしれません。

ここで、おすすめの方法というか、おすすめの保険は、「店舗総合保険」です。

店舗や事務所について、火災、落雷、破裂・爆発および風災・雹(ひょう)災・雪災・水漏れや水災、盗難等によって生じた損害を補償してくれる保険です。

保険料は、保険会社や保険の内容によって異なりますので、複数の会社で見積もりましょう。

ケーキをテイクアウトできるようにしたいけど、手続きは必要ですか?

はい、必要です。

カフェの開業に必要な「飲食店営業許可」のほか、「菓子製造業営業許可」も必要です。

所管(しょかん)の保健所に申請に行き、厨房設備などの特定基準をクリアしなければいけません。

まずは、保健所に相談してみましょう。

定休日はどうやって決めたらいいですか?

もし、定休日を設けたいというのであれば、お客さんの少ない曜日を定休日にしてみましょう。

ただ、ほんとうにカフェの経営を軌道に乗せたいのであれば、オープンしてから数ヶ月は「無休」でやらないといけないと思っていた方がいいです。

それくらいの覚悟がないと、カフェ経営というのは、それほど難しいものです。

開業してから、数ヶ月たったときに、いつ休めるか、定休日はいつにすればいいのか、というのがわかってくると思います。

そのときに、定休日をいつにしようかというのを決めればいいのです。

数ヶ月たったそのときに、「無休」でお店にいるのですから、お客さんの流れが把握できるようになるはずです。

いよいよオープン!周囲に告知する方法は?

まずは、ご近所さんに挨拶に行きましょう。

ご近所さんが、お店だったら、そこに来たお客さんにすすめてくれたり、チラシを置かせてくれる可能性もあります。

一般のお宅だとしても、挨拶に行けば印象がよくなり、 営業はしやすくなるはずです。

オープンする前には、プレオープンとして、近所の人を招くのもおすすめです。

オペレーションの流れやお客様の動向を確認することができますし、お客さんのニーズも聞ける絶好のチャンスだからです。

地元の人に愛されるお店になれるようにがんばりましょう。

自宅の一室をカフェにしたいけど、 何か問題はある?

もちろんできます。

ただ、カフェとして営業する以上、保健所からの「営業許可」が必要です。

料理も提供するのであれば、業務用の厨房設備も必要です。

気をつけないといけないのは、自宅の台所でつくったものを、そのままカフェの料理として提供することはできません。

提供する料理と、自宅のキッチンとは、別のものを使用するというのは、気をつけておきましょう。

ビールやワインなどのアルコール類を出す際も、許可が必要ですか?

飲食店の営業許可申請には、2種類あります。

料理とお酒を出せるのが「飲食店営業

酒以外の飲み物と茶菓を出せるのが「喫茶店営業」です。

飲食店営業許可を取得していれば、カフェでアルコールを出すこともできます。

カフェや飲食店勤務の経験がまったくありませんが、 大丈夫でしょうか?未経験でも大丈夫か?

もちろん、カフェや飲食店勤務の経験があるに越したことはありません。

経験がなくても、「こんなカフェをつくりたい!」という強い気持ちがあれば大丈夫です。

誰でも、カフェをはじめることはできます。続けることが難しいのです。

たまに、カフェの経営をするというのを「好きなことをしてのんびりと気ままに暮らす」と思っている方もいらっしゃいますが、現実はそんなに甘くはありません。

お客さんの期待に応えないといけ ないし、売上も伸ばさないといけないし、たくさんの壁を乗り越えていく必要があります。

もし、オ ープンまでに時間の余裕があるのなら、カフェで働くことをおすすめします。

カフェオーナーの収入は、 どれくらいですか?

正直、これは自分がどのくらい稼ぎたいのかということに尽きると思います。

普通は、カフェを開業する以前の、会社に雇われていたときよりも稼ぎたいと思うものです。

そのためには、たくさんの失敗という名の成功を積み重ねていくしかありません。

ただ、多くのカフェ経営者にお話をお聞くと、「はじめた頃は、会社勤めをしているときのほうずっと多かった(良かった)」と話される方が多い印象です。

これだけで、カフェ経営を軌道に乗せ安定させていくというのが、どれくらい厳しいものかわかると思います。

開業資金が足りません。どこで借りるのがいいですか?

いちばんのおすすめは、親や兄弟姉妹なの身内から借りることです。

失敗が許されない融資はしないようにしましょう。

すぐに思いつく銀行は、あまり期待できません。実績のない新規事業者に融資などしてくれないからです。

個人経営者が融資してもらうのに一般的なのは、日本政策金融公庫です。

小規模企業や個 人商店の支援を行う金融機関です。

創業計 画書などが必要なので、公庫に行って相談してみましょう。

ほかに、自治体によって は、その地域に住む人や商売をする人を対象とした融資制度を設けているところもあります。自治体にも相談してみましょう。

カフェを長く続けるためのコツは?

次々とカフェがオープンする一方、クローズするカフェも少なくないのが現実です。

「はじめるよりも続けるほうが大変」と話すカフェオーナーが多いものです。

お客さんの需要に合わせて、 臨機応変にやっていくことです。それを楽しんでいれば、自然とお店は続いていくはずです。

気持ちや情熱も大切だけど、それだけでは経営は成り立たないし、続けられません。気持ちと経営面でやりくりすることのバランスが必要です。

プライベートも充実させることが、全体のバランスとし て大切だと実感しています。忙しいときこそ、周囲への感謝の気持ちやオフの時間を大切にすれば、長く続けられると思います。

健康であること。5年、10年先に自分が、お店がどうなっているかを考えながらやることも大切だと思います。

今、自分の目の前にある物事、目の前にいるお客さんと誠実に向き合うことも必要です。

カフェを開業して、経営者になると「自分がちょっと無理すれば……」 と考えがちですが、無理をした結果、体調を崩したら元も子もありません。

いつでも健康体で働けるよう、体調管理はしっかりとしておきましょう。

そして、スタッフの教育も重要です。

厨房や接客な どお店に関するすべてのことにルールをつくり、それをきちんと理解してもらいましょう。

自分が休んだときでも、スタッフに任せられるようにしておきましょう。「接客は常に丁寧に」をモットーにしましょう。

提供する料理に自信がなくても、スタ ッフの対応がいいところはもう一度来てくれる可能性が高いですが、その逆の場合は、二度とお客さんは来店してくれません。

カフェ開業の流れを知りたい方は、こちらの記事から読んでみてください。

▶ 【カフェ開業】創業計画書の書き方と3つのポイント