融資に成功する創業計画書のポイント

カフェを開業したいけど、融資がなければ開業できないし…。

そのための創業計画書の書き方なんて、もっとわからない…。

創業計画書って、お店の儲ける能力が判断される極めて重要な計画書です。

「この店をどうしてもやりたい」という意思が相手に伝わるように、そして内容は具体的に分かりやすく書きましょう。

開業の理由は説得力のあるものに、売上高などの数字は計算式などで根拠を明確にするようにしましょう。

実際問題、融資が成功するかどうかは、「創業計画書」にかかっています。

カフェをビジネスとして利益を出せる仕組みをつくる

カフェをビジネスとして成り立たせるためには、利益を出せる仕組みをつくらなければなりません。そのためにはまず、売上目標を出します。出し方は「売上高=客単価×客数」で算出することができます。

ただ、客単価も客数も、お店を運営してみないことにはわかりません。

想定して算出する方法もありますが、それよりは、まず、1か月くらいお店をやってみて、その実際の数字をもとに客単価と客数を出して計算したほうが現実的でしょう。

売上目標を立てるときの指針になるのが「損益分岐点」の数字です。実際に算出してみましょう。

売上目標が100万円の場合の損益分岐点

支出は原価30万円、人件費30万円、家賃10万円、初期投資回収費10万円、諸経費10万円で合計90万円。

90万円が損益分岐点になり、10万円が利益になります。

利益をもっと多く出したいなら、原価率を30%→25%にするなど、支出(家賃などの固定費を除く変動費)を減らす方法だ考えないといけません。

損益分岐点の数字を営業日数で割ると、1日の売上目標が出ます。

それを昼と夜でどう分配するかを考えて、それぞれの時間帯の売目標を出します。

この数字では厳しいということなら、モーニングタイムを設けたり、テイクアウトもはじめるなど、利益を上げるための工夫が必要になります。

経営の指標:損益分岐点を求める

では、具体的に目標となる利益を求めるために、損益分岐点を求めましょう。

売上=費用となれば、利益も損失もない状態です。

この時点で利益が出るかの目安がわかれば、材料費や人件費などの各経費のコントロールができるようになるからです。

「損益分岐点」を超えれば利益が出て、これを下回れば赤字ということになります。これを知ることは、カフェを経営していくうえで非常に重要なことです。

融資の成否は創業計画書で決まる

開業資金の融資の審査は書類と面談が主なものですが、やはり前段階の書類はきちんとしたものを提出したいものです。

国民生活金融公庫が民間に比べ融資をしてくれやすいとは言え、書類に説得力がないと、面談で熱意を見せても融資を断られることもあります。

数字や書類は苦手で、創業計画書の書き方がよくわからない。そんな方も多いと思いますが、要はひとつひとつの項目に、具体的でわかりやすい説明をして、納得のできる計画を描くとこができていればよいのです。

自分の夢を実現させるためにも、しっかり取り組融資を成功させましょう。

計画の実現性を高める

まずは、自分の計画の実現性を高めましょう。

作成例と晝き方を参考に、説得力のある創業計画書を練ることです(書面は同公庫のホームページからダウンロードできます)

もちろん、計画はあくまで計画であって、実際には計画どおりにうまく経営が軌道に乗らないかもしれません。

だからといって貸す側からすれば、儲けの根拠を示せない相手に、お金き貸すわけにはいきません。

開業5年目までに廃業した「飲食店宿泊業」は23%と高くなっていますから、融資担当者からも厳しいチェックがあります。

あなたも「創業計画書」の内容と、あなた自身の「信頼性」で創業計画書は、たとえば開業の動機や事業の経験、具体的な商品内容や事業の見通しなどをまとめるものです。

とくにポイントとなるのは、まず最初に、「事業に対する経験」があるかどうかです。

いうまでもなく、同じ業界で働いてきた実績があったり、異業種でも経験のしっかりしている人ほど融資が下りやすくなります。

もう1つは「セールスポイントはあるのか。他店に比べて秀でているところは何か、そのアイデアは実現可能かなどですね。

コンセプトづくりのページを参考に、あなたのお店が成功する根拠を記しましょう。

そして、最後に「事業の見通し」です。

ここで大切なのは、前述のように確かな根拠が示せなければ融資担当者な簡単にうなずかせることはできません。シビアな予測のほうが、しっかりと考えている印象を与え、好感をもたれるでしょう。

また、あなたの信頼性については、面談を通じて論理立てた話や、容姿なども審査対象になります。

つい利益を大きく見積もってしまうので注意が必要です。

このほか、自己資金額や保証人の有無も信用を量る材料となるので、十分な準備期間だ経て答えられるようにしましょう。

また住宅ローンなどと同じように、審査時に信用情報登録機関からローンの利用履歴をチェックされることもあります。

返済期日に遅れたことがなければ問題ありませんが、過去2年間の履歴が残されているので、気になる場合は個人でも開示請求できる信用情報を取り寄せてみましょう。

どれだけ必要なのか店をやっていくからには、利益を出さなければ意味がありません。

コーヒーを一杯300円で出したとすると、その300円の中には、豆代、水道代などの材料費の他に人件費、設備費などが含まれます。これら「原価」を、300円から引いた分が利益となります。

開業後の収支の見込みを総合的に検討してみましょう。

目安としては原材料費35~40%、人件費20~25%、家賃+支払い利息は合計で約20%、その他は光熱費などで10%以内、それらすべてを引いた数字が利益となります。固定費は毎月の売り上げに関わらず発生する費用で、一方、変動費は売り上げに比例して発生する費用のことです。これらを考えて店の利益を算出しましょう。

削減するところは慎重に考えよう

利益を出すのに一番手っ取り早い方法は損益分岐点を下げることです。損益分岐点を下げるために、まず固定費を見てみましょう。

固定費で調整できるのはスタッフの人件費です。そうは言っても安易に人件費を下げるとサービスの低下やスタッフのやる気を削ぎ、客足が遠のき、結果的に売り上げの減少に繋がります。となると固定費は物件契約の時点にさかのぼり、家賃の安い物件を選ぶということになります。

つまり固定費を減らすということにも限界があります。

そうなってくると、材料費を主とした変動費を減らすことが必要になってきます。

材料費を減らすためには安い仕入れ先を探す、材料の無駄を無くすなどといった努力が必要となります。

売上目標を立てる意味

開業計画書を作成するにあたって大切なのは、収支計画を立てることです。

収支計画を立てたら、次は、売上目標を立てましょう。

売上目標といっても、ただ単にノルマを課して、闇雲に集客をかけることではありよせん

お客様が店を支持してくれた結果、店が安定して営業している場面での売上目標を立てるのです。

そして、安定するまでの売上の推移を予想し、それまでの収支を予想し、資金計画もしっかり立てておくことも売上目標を立てるうえで重要なのです。

「どれくらいで軌道にのせ、それまでの資金繰りをどのようにやりくりするのか?」

「売上を安定させるためにどのようなことを実行するのか?」

このようなことが売上目標を立てる意味なのです。

成功する創業計画書のポイントまとめ

★「この店をやりたい」という意思が相手に伝わるように
★内容は具体的に分かりやすく
★開業の理由は説得力のあるものに、売上高などの数字は計算式などで根拠を明確にする。

少しでも早く安定経営に持ち込むために

融資を認められるためにまず知っておきたいこと

前述したように開業資金としてよく利用される日本政策金融公庫の融資制度ですが、実際に融資が下りる人の割合は10~20%前後といわれています。

融資の審査を通過できないケースの多くは「利益が上がること」=「返済能力のあること」を理論立てて説明できないためです。

カフェを始めようとする人にとって、「どれくらいの利益が出るのか」という点がいちばん気にかかることでしょう。

要はひとつひとつの項目に、具体的でわかりやすい説明をして、納得のできる計画を描くとこができていればよいのです。自分の夢を実現させるためにも、しっかり取り組み融資を成功させましょう。